皆さん、食事をしっかり噛んで楽しめていますか?
年末年始、ごちそうを目の前に「よく噛めない」「歯が痛くて食べられない」と感じたことはありませんか?そのまま我慢していませんか?
食べ物を「おいしい」と感じるのは、舌や上あごにある「味蕾(みらい)」という器官が働くおかげです。食べ物を噛み砕くことで味の刺激が味蕾に伝わり、その情報が脳に届いて「おいしい」と感じるのです。
つまり、食事を楽しむためには、食べ物をよく噛んで唾液と混ぜることがとても重要です。噛むことで食べ物の成分が唾液に溶け込み、味を十分に感じられるようになります。「よく味わう」には「よく噛む」が欠かせません!
ただし、噛むことができない理由は人それぞれです。たとえば、むし歯や歯周病で歯が痛い・顎の痛みやかみ合わせの問題・硬いものが食べにくくなったなど、こうした悩みがあるときは、我慢せず早めに歯科医院に相談しましょう。原因にあった適切な治療を受けて、食事を楽しんでいただければ幸いです。