令和5年度は歯科の定期検診を受けられましたか?
4月からは新年度となり令和6年度がはじまりますね。皆さま、令和5年度は歯科検診を利用されましたか?「痛いところがないから大丈夫」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、大切な歯を守るためには、少なくとも年に1回、定期検診を受けることがとても大切です。
歯を失う最大の原因とされる「歯周病」は、痛みが出にくいことが特徴です。歯みがきで歯ぐきから出血するなどの症状があっても、生活には影響しにくいためそのまま放置してしまうこともあるかと思います。その結果、知らないうちに進行してしまうことも少なくありません。
早期に歯周病を発見し、治療を行えば、歯のお掃除やブラッシング方法の見直しといった基本治療で症状の改善が期待できます。しかし、重症化してしまった場合は、基本治療だけで改善することは難しく、外科手術が必要になったり、歯を抜かなくてはならないこともあります。
歯科医師としては、歯周病から大切な歯を守るため、年に1度は歯科検診をご利用いただきたいと思っています。令和5年度、歯科検診を忘れていたという方は、ぜひこの機会にご予約ください。また、もし歯の痛みや違和感のある方は、早めに歯科医院へご相談ください。